
何事においても結果を出す人に共通していることの一つに、行動が早いということが挙げられると言えます。
その一方で、何事もうまくいかない人というのは、行動が遅かったり、口先だけでそもそも動かなかったりします。
この行動が早い人と遅い人の違いとはどこにあるのでしょうか。
行動が早い人はリスクを大きくとらえすぎない
行動の早い人と遅い人の大きな違いは、リスクに対する敏感さが挙げられます。
行動力のある人はリスクをあまり大きくとらえず、小さなリスクの場合は気にせずに進んでいきます。
逆に行動が遅かったり、なかったりする人は小さなリスクでさえそこで立ち止まってしまいます。
前者の人は後者の人がブレーキをかけたくなるような状態でも平気でアクセル全開で進んでいきます。
時には失敗することもあるのですが、失敗があったとしても平気で前に進んでいくのです。
逆に後者の人はすぐに立ち止まってしまいます。
何を始めるにしても自分が大丈夫だと確信できるまで、スタートを切ることがありません。
何かにつけて、これをするとまずくなるかもしれない。何かよからぬことが起きるのではないか。
そうした未来の不確定なリスクを恐れて、結局前に一歩も進まないのです。
もちろん、リスクをしっかりとらえることは大切だということは正しいことではありますが、問題なのは小さなリスクでさえ避けようとする所です。
行動が遅い人は基本的にどんな失敗をも恐れます。
なので、一度も失敗をすることなく、成功をする道筋にばかりこだわります。
たしかに失敗をしないでゆっくり進んでいくことは可能ですが、そうした場合、必要以上に時間がかかってきます。
特に大人になるにつれて、失敗を恐れるようになり行動がどんどん遅くなってしまいます。
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多くの人の場合、子供の頃の方が行動力があったのではないでしょうか。
子供の頃は新しいことに何にもですぐ挑戦していたと思います。
例えば、自転車を初めて乗るにしても、子供は平気でリスクをとっていきます。
アスファルトで何度も転び、すりむいてもそんなことは気にせず練習します。
大人であれば、こけて怪我をするかもしれないからとブレーキをかけるようなところでも子供はガンガン転びながらアクセル全開で乗れるようになってきます。
子供の頃の方はすり傷を毎日のようにしていたと思いますが、大人になるとすり傷をすることは年に数回程度かと思います。
大人になると、すり傷でさえしたくないと、無意識的に体が閉じてしまっているのです。
こういった無意識にどんなリスクをも避けたがることが行動力を遅くする原因のひとつとなっています。
たしかに、骨折をしたり命にかかわるようなリスクであればそれを適切に判断して避けることが必要です。
しかし、すり傷程度のリスクであれば、少しの痛みはありますが、大抵の場合、ほとんど問題はありません。
命まで取られるようなリスクをとることなんて、生きているうえで数回程度も起こりません。
普段リスクだと危惧してブレーキをかけてしまうものは大抵の場合、人生においてはかすり傷程度のものです。
『失敗しても死ぬわけではない』
人生にとってのかすり傷くらいのリスクなら気にすることなくガンガン前に進んでいくという意識を持つようにしましょう。。
そう無意識のうちに考えられるようになることで素早い行動ができるようになってきます。
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