
よく本を読みなさいと言われますが、なぜ本を読むのかという理由を深く考えている人は少ないかと思います。
僕自身はインプットする際に、本を読むことは稀なのですが、今回はその理由を少しお伝えしていきます。
普段、本を漠然と読んでいる人は、ぜひ今一度、本を読む在り方を違った視点で感じてみてください。
本を漠然と読むのはネットサーフィンと変わらない
本を読む理由について聞かれると
「教養がついてこの知識を使う日が来るかもしれない」
という方は非常に多いです。
ただ、そう考えているうちは、恐らくその知識が使われる日はほぼ来ません。
多くの人は今までたくさん本を読んできたのに、その内容をほとんど覚えていないと思います。
試しに今まで人生で読んだ本の中で、人生で今後役立ちそうな知識を3つ挙げてみてください。
おそらく、3つでもすぐに浮かぶ方はほとんどいないかと思います。
学んでも思い出せないのでしたら、その知識が今後使える可能性はほぼないですよね。
いつか使えるかもしれないと思って読むというのは、いつか使うかもしれないと物を捨てられない心理に似ているかと思います。
もしものためにと思って残していても、それが使われることはほとんどないですよね。
多くの人はインプットすることが目的化してしまっていますが、こんな本を読んだから教養がついたと思ってしまうのは錯覚でその知識を使ったときに初めて教養がついたと言えます。
インプットした情報をアウトプットすることがないならそのインプットにはほぼ価値はほとんどありません。知識はアウトプットしてこそ初めて価値を発揮します。
だから、僕の場合はアウトプットする必要性が出てきたときに、調べたい情報がありそうな本を読みます。その方が断然効率がいいですし、得たい情報が明確なので本も最大限の効果を発揮します。
ただ、濃度が濃いインプットの方がいいので必ずしも本とは限らないです。本よりもネットで読む文章の方が多いかと思います。
ネットで何かを検索するときは、「こういった情報がほしい!」と思いながら目的をもって検索しますよね。逆に漠然とネットサーフィンをしていれば次の日には何をしていたかも忘れてしまうのも経験があるかと思います。
本を読むのも「この情報を知りたい」と目的をもって読むというのが適切な思考の流れです。
ただ単に、漠然と教養がつきそうという理由で本を読むというのはネットサーフィンをしているのとほとんど変わらないです。
意味はあるかもしれないがほとんどの場合、費用対効果が低く、時間の浪費に近いものともいえます。
また、アウトプットしたときに価値を発揮すると言いましたが、ただアウトプットすれば価値があるかというとそうではないです。
インプットは行動に変化が起きて初めて価値を発揮
例えば、ある本やネットの情報で
「日本はこれからやばい、このままでは30年後には年金が破たんする」
というインプットを得たとします。
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そして、この情報を友達に話したり、ネットのブログに書いたりしてアウトプットしました。
しかし、このアウトプットに意味があるでしょうか!?
結局何も知らない時と状況はさして変わらないですよね。
もし、この情報を知った時に
「やばい、これからは貯蓄をより一層しよう。」
「会社以外にも収入源を持たないと」と決心し、
貯金を始めたり、副業に取り掛かる行動をしたらどうでしょうか。
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何か変化が起きそうですよね。
インプットした情報は行動にしたときに大きく価値を発揮します。
他人に伝えるのも一つの行動だがそれでは小さいです。その情報をもとに自分の行動にどう変化を起こせるかが大事なのです。
一つの情報をインプットしたときに
・インプットで終わるのか
・人に伝えるだけの小さなアウトプットで終わるのか
・自分の行動に大きな変化を起こせるのか、
自分の貴重な時間を使うのだから、より大きな成果を目指すべきだということです。
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