
「人はなぜ社会に出て働くのか?」
この一見簡単そうな質問は真顔で聞かれるとしっかりと答えられる人は少ないのかと思います。
ここでは、社会に出て働く意味というのを少し考えてみたいと思います。
社会に出て働く意味とは!?
なぜ人は学校を卒業すると、社会に出て働くのか?
そこに自分なりの答えを持っている人は少ないと思います。
働くとは、傍(はたもと)を楽にするから働くなのだとか、会社の中で社会貢献することが大事だという風に口では言うかもしれないですが、本心では「社会とはそういうものだからそうなんだろう」と曖昧に考えている場合が多いかと思います。
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最近、会社から独立した人達とよくお会いしているのですが、その人たちが口をそろえて言うのが、
「会社の中で毎日バリバリ働いていた時は、いつの間にか会社の目標が自分の目標にすり替わっていた」ということでした。
朝から終電過ぎまでほぼ毎日働いて、日々の売り上げ目標ばかりを気にしていると、自分についてゆっくりと考える暇がないため、自分の本当にやりたいことが何なのか分からなくなってしまったそうです。
なので、普段は会社の話や仕事の話になると言葉があふれ出てくるが、いざ自分が何を今やりたいかと言われると急に言葉に詰まっていたみたいです。
特に今の団塊の世代の方々ほどこの傾向が強く、定年となりひとたび会社から離れると、暇を持て余してしまい、やることがないという人が続出してきます。
それは本当にやることがないのではなく、自分が何をやりたいのかが分かっていない状態であり、仕事をすることが生きがいだったというよりは仕事以外に今まで考えてこなかったからだという所が大きいと思います。
若くして会社を辞めて自由になれた人は大概、やっと自分の人生が自分のものになったと言います。
今までは、会社や社会に心が縛られていた感覚があるが、それがなくなって自分のやりたいことに素直になれるようということです。
多くの人は結局のところ、自分の時間を割くことで、給料としての対価を得るために働いているのが一番の理由だと思います。
自己成長することやチームでやることに達成感があるという人も中にはいますが、もし、金銭的に何不自由なくなったとしても、その仕事を続けていくかどうか一度、自問自答してみるといいです。
それでもなお、今の仕事を続けたいという人がいれば、それはその仕事に対して、金銭以上の何かを感じているのでいいことだと思います。
ただ、なんとなく自己成長するかもというのを感じているのであれば、何のための自己成長を求めているのかを考えてみてほしいです。
いつの間にか会社の成長が自分の成長とすり替わっている可能性があります。
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以前、就活をしていて疑問に思ったのが、
会社に入って社会貢献をすることが人生の目標前提の質問がほとんどだったということです。
「あなたはどのようにしてこの会社で社会貢献していきたいですか?」
「あなたの人生をかけて達成したいことは何ですか?」という質問がよくありました。
そして、ほとんどの就活生が特に疑問もなくその質問を受け入れてしまっているところにも少し疑問を感じていました。
多くの就活生は自分がどんなことがしたいかよく分からないという悩みを抱えますが、
そもそも企業側の「この会社の中で社会貢献をすることがあなたの人生目標ですよ」という目標のすり替えが行われているため、本心の答えが出てこないのは当たり前なのです。
すこし話はそれましたが、一番最初の話に戻ると、
社会に出て働くというのは、あなたが金銭を受け取らなくても、社会貢献をしたいという想いから会社に属するのが本来の在り方ですが、そうではなく、自身の経済的理由のために属しているのであれば明らかなミスマッチが生じています。
ですので、経済的理由のみで会社を選択しないためにも、まずは経済的自立を果たすための教育を行い、会社に入ることは当然のものではなく、社会貢献のための一つの選択肢として選べるような状態にすることが多くの人の幸せにつながるのではないでしょうか。
僕自身はこういった教育をして、多くの人に影響を与えていければおもしろいなと考えています。
こちらが僕が人生の目標の要約が含まれている記事です。
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