
最近、企業に就職したくない大学生が増えているみたいです。
なぜ今の大学生が就職したくないのか、その実態について少し調べてみました。
なぜ就職したくないのか!?
大学生が企業に就職したくない一番の大きな理由は就職に対し、希望ではなく、絶望的なイメージを持っているからだと言えます。
特に最近の日本の労働環境を表す言葉は
・終身雇用の崩壊
・派遣社員の切り捨て
・サービス残業の増加
など、マイナスのイメージの言葉ばかりです。
そして、この環境を示す言葉として生まれたのが
・ブラック企業
・社畜
という言葉です。
この2つの言葉はツイッターやネットでは見ない日がないという程まで氾濫しています。
ブラック企業という言葉はすでに完全に市民権を得たようで、ブラック企業ランキングがつけられたり、政府がブラック企業指定をするというニュースも出てきました。
関連記事:ブラック企業が増える理由
今の大学生が就職したくないと思うのは
就職する=ブラック企業で社畜となる
という公式が無意識的に成立しているからだと思います。
大学での自由な生活が一転して、奴隷のような束縛を受け続けることになる、それもこれから先の死ぬまでの人生ずっと。
将来の奴隷のような生活を危惧して就職したくないということなのです。
就活がなかなか決まらない
最近の日本の情勢が悪いために就活してもなかなか内定が決まらない大学生が昔よりも増えています。
特にリーマン直後は一気に就職口が減り、多くの学生が苦労したと言われています。
ただ、実はすべての大学生が就活に苦戦するようになったわけではなく、苦労する学生がより苦労するようになって、一部のうまくいく学生はよりうまくいくという二極化が進んでいます。
関連記事:就職が決まらない人の特徴とは!?
これはどういうことかというと、企業が欲しがる人材が極端に偏ってしまったということです。
以前であれば、企業研修など新人をじっくりと育てられる状況だったので、現在の実力よりは潜在的なポテンシャルで採用する場合が多かったと思います。
ただ、企業の体力がなくなり始めて、育てる意識が薄くなった企業は大学生の中でも即戦力となるような人材を求めるようになりました。
そのため採用基準が大学時代にいかに社会に触れてきたかどうかが重要となり、特に大学で何も活動してこなかった学生が苦労するような傾向になります。
就職活動を始めてからではその差は縮まることはなく、苦労する学生はずっと苦労してしまっているという状況になっています。
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ごく一部の学生が内定を抱え込み、他の多くの学生が苦労するという構図になっているのです。
そして、何とか苦労の末、内定にはたどり着いたものの内定先がブラックといううわさや、去年入社した先輩の目が死んでいるなど就活でつらい思いをしたのに、就職してからも希望がないという状況を目の当たりにして就職したくなくなるのです。
そもそもなぜ就職するのか
なぜ、就職するのかというと、ほとんどの場合が就職しないと生活が安定しないからだということだと思います。
特に、何十社、何百社とエントリーをするような学生はそのほとんどが、経済的な理由によると言えます。
ただ、経済的な理由で就職を考えていると、これからの時代は少し厳しくなってくると言えます。
少し前であれば、いい大学を卒業したら、いい会社に就職して安定した生活を得られるというのが社会の常識でしたが、今の社会ではそうではないということは多くの若者が気づいています。
しかし、それでもなお、安定を求めて大企業に就職していると、企業が破たんしたときにすがるものがなくなってしまいます。
就職することは何のためであるのか、これから就職する学生は少し考えないといけない時代になってきます。
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